挿入からピストン運動、絶頂まで ~その1~

書いた人: 夫

夫です。
これまで5回にわたって前戯について書かせていただきました。今回以降は挿入からピストン運動、絶頂までについて書きます。

妻の記事に、女性の中イキやイッたふりの経験について行ったアンケート調査の結果が載っています。女性側がイッたふりをしているケースも想定すると、中イキできる女性は全体の4割にも満たないのではないかと思われます。

中イキできない原因としては、そもそも女性側が膣内で快感を得ることができないケースや、男性側が早漏のため女性がイクまで勃起を維持できないケースなど、問題は様々で、なおかつそれらの問題は一朝一夕で解決することが非常に困難です。

これらの問題についてどのように対処していくかということは別の回で触れることとして、挿入・ピストン運動を楽しめるカップルであることを前提に話を進めます。また、前戯によってお互いの身体は全身興奮状態になっているものとします。全身興奮状態については下記記事を参照して下さい。

良いセックスとは何か

膣とペニスは程良い硬さになっている

 

 

前戯について ~基本的な考え方~の中で、「興奮状態が高まっていくと全身が膨張し弾力性に富んだ硬さになっていく」と書いていますが、膣とペニスも例外ではありません。前戯によって全身が興奮した状態になっていると、ぷるんぷるんとした硬さになっています。

女性側は、ギンギンに勃起しなおかつ弾力性に富んだ硬さのペニスを迎え入れることになります。男性側は愛液で十分に濡れ、なおかつ弾力性に富んだ硬さの膣内に挿入することになります。気持ちいいに決まっていますね。

そして挿入後のテーマとしてはお互いにこの弾力性に富んだ硬さを保ったまま絶頂まで辿り着くということになります。

 

なるべく力を込めない

弾力性に富んだ硬さを保つ1つのコツとしては、男女ともにペニスや膣になるべく力を込めないようにピストン運動を行うということです。

男性側がピストン運動する時に、女性側のGスポットやポルチオにペニスが当たるよう動かすというテクニック解説がありますが、私はあまりお勧めしません。当てる場所を調整しようとしてペニスがぎゅっと収縮し弾力性に富む硬さが失われるからです。

女性側が、ペニスを締め付けてあげようとして膣にぐっと力を込めるのも同様です。弾力性に富んだ硬さが失われる原因になります。膣の締まりを良くするために肛門括約筋をトレーニングするというような話もありますが、私は逆効果であると思います。

どちらのケースも身体に力が入るため、ピストン運動による疲労も蓄積しやすくなり、快感を感じる機能も衰えていきます。

摩擦による疲労を避ける

前戯について~性感帯への刺激~の中で、性感帯が摩擦によって熱を帯びへたってしまうという話を書きました。膣とペニスも同様です。また前戯の時と違って冷却する手段もありません。

しかし、摩擦の生じないピストン運動などありえないため、押す力を込め速く動かすといった行為を最小限にします。ずっとゆっくり弱くこするだけでは飽きますので、弱く速く動かしたり、挿入の深さを変えたりして変化をつけるといいでしょう。

気分的な盛り上がりによって、もっと力強さを出したい場合は
・手と手を強く握り合う
・強く抱きしめる
・激しくキスをする
など、挿入部分以外で行うことがお勧めです。同時に挿入を深めに行えば、強く速くしなくても十分に力強さを感じられます。

前戯と違って、ピストン運動時の膣とペニスは快感を感じると同時に相手に快感を与える2つの役割を果たします。この2つを最も適切に行える弾力性に富んだ硬さを維持することを最優先にします。

身体の相性?

セックスにおいて身体の相性が良い、悪いといった表現をすることがあります。膣もペニスも人によって形や大きさが様々であるため、相性というものが生じるのは当然のことと言えます。

女性の場合、「上付き」「下付き」という表現で膣の位置を現すことがあります。お腹側に近い位置に膣がある場合を「上付き」、背中側に近い位置に膣がある場合を「下付き」と呼ぶようです。膣内の形状も人によって異なります。男性の場合も、ペニスの反り具合や太さや長さ、亀頭の大きさなど人によって様々です。

人によって形状が違うのですから、挿入・ピストン運動時に膣とペニスが当たる場所も当然違ってくるわけですね。

お互いの身体が馴染んでいないうちは、最もしっくりくる体位を模索することが重要です。ピストン運動を行う際は膣とペニスの当たる場所を調整しようとして力を込めることがないようにと書きましたが、当たる場所の調整は体位の工夫で行うことが最も良いと思います。

最も良い体位を模索する上で意識したいことは下記4点です。

1.お互いに気持ち良い所に当たるか。
2.お互いに痛みを感じることはないか。
3.リラックスできる態勢か。
4.満足のいく密着感であるか。

体位も正常位、後背位(バック)、騎乗位などだけでなく、それぞれの体位で少しずつ態勢を変えて試してみましょう。

例えば一言に正常位といっても

・男性の足が女性の足の上側に来る態勢
・男性の足と女性の足が並ぶ態勢
・男性の足が女性の足の下側に来る態勢

など、様々な態勢を取ることができます。

膣とペニスの形状に沿ったピストン運動

体位によって膣とペニスの当たる場所を調整できたら、ピストン運動時に当てる場所を調整しようと力を込める必要はありません。後は膣とペニスの形状に沿ってピストン運動を行うのみです。「膣とペニスの形状に沿って」と言われても具体的に想像できない方も多いと思われます。

男性はオナホールによって、女性はバイブによってそれぞれペニス、膣を刺激するケースを例に挙げて考えてみます。

オナホールの先っぽ部分を人差し指一本で軽く押すようにペニスに被せていくケースと、オナホール全体を手のひらでぎゅっと握ってペニスに被せていくケースを想像してみて下さい。

また、バイブの根元部分を人差し指一本で軽く押すように膣に挿入していくケースと、バイブ全体を手でぎゅっと握って膣に挿入していくケースを想像してみて下さい。

オナホールもバイブも、指一本で軽く押している場合は前進する力しか加わっていないため、細かい動きや方向については、オナホールとペニス、バイブと膣の形状に沿うことになります。

手でぎゅっと握っている場合は、前進させる力だけでなく細かい動きや方向についても手が主導権を握ることになります。膣やペニスのある部分には押す力が大きくかかり、ある部分には押す力がほとんどかからないということが発生します。

力を込めずに膣とペニスの形状に沿って行うピストン運動は前者になります。

また、力を込めずにピストン運動を行ってもペニスの弾力感や硬さ、膣の弾力感は十分に感じることができます。膣とペニスの形状に沿って挿入していると、気持ち良い所にあたった瞬間にその部分がさらに弾力性の硬さを増します。

気持ち良さに反応して、女性の膣が自然にきゅっと締まります。男性のペニスが自然にぴくんと動きます。これらの締まり、動きに反応してお互いの弾力性のある硬さを感じられます。また男性のペニスの芯にあるぎゅっとした硬さも感じることができます。

そういったピストン運動を楽しんだ後、その快感に少し飽きてきたら、アクセントとして力を込めたピストン運動を行うのも良いでしょう。ただし、長時間にわたって行うことは前述したとおりあまりお勧めしません。

絶頂は深さを意識する

さて、ピストン運動を十分に楽しんだのあればいよいよ最後は絶頂です。まだイクことイカせることが精一杯の時はそこまで意識する必要はありませんが、お互いがイケることが当然になってくると次はイくことの深さを意識したいところです。

深さというものを言葉で説明するのは難しいのですが、快感の大きさと持続時間を掛け合わせたものとでも言えば良いのかと思います。これを深いものにするためには、絶頂前の溜めが必要です。

溜めとは、いわゆるイキそうな状態から絶頂までにある程度時間をかけることを意味します。お互いに「今、速く力強く動かれたらイってしまう」という状態で、ゆっくりとしたピストン運動を行ってその状態を継続するのが最も良いと思います。

ただし、あまりにも長くその状態を継続しすぎると、イキそうな感覚がふっと消えてしまったり身体が疲れてしまって絶頂が浅くなってしまったりということがあります。私の目安としては短くて3分、長くて10分といった所です。

そして、いよいよ絶頂に至る時は、なるべく速いピストン運動を行わず、ゆっくりとしたピストン運動によって絶頂に向かって下さい。ゆっくり、深くが最も良いと思います。速いピストン運動によって絶頂に至ると、何故か絶頂が浅くなる傾向にあります。

次回は、挿入からピストン運動、絶頂までを簡単に流れを追ってまとめ、注意したい事項を挙げながら振り返ってみたいと思います。

 

夫のブログ次回(挿入からピストン運動、絶頂まで ~その2~)

夫のブログ前回(前戯について~性感帯への刺激~)


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