皆さま、はじめまして。
ブログ主、瑞谷藻緯の夫です。
このブログは私の妻のセックス観について書かれていますが、私もこの場を借りて自身の考えるセックス観について書かせていただこうと思います。初回である今回のテーマは「良いセックスとは何か」ということです。
私の考える良いセックスとは
セックスをしている二人が
①全身興奮の状態になり
②全身興奮の状態を維持したままある程度の時間セックスを行い
③同時にイクこと
以上、3つの条件を満たしているものとなります。
もくじ
①全身興奮の状態
全身興奮の状態とはどのようなものか?
①の「全身興奮の状態」とはどのようなものかといいますと、足の先から手の先まで敏感になり、触ればぞくぞく、じんじんし、頭の中はかーっと熱くなりかつ心地良さを感じている状態を想像していただければよいと思います。
どうすればこのような状態になるのかというと、パートナーとお互いの体を良く知り、環境を整え、丁寧な前戯をすることで可能です。
皆さまも既に実感されていることかと思いますが、イクということは興奮するということと強い相関関係があるものの、絶対的な因果関係があるわけではありません。ほとんど興奮していない状態でもイクことが可能ですし、非常に興奮した状態を維持したままイカずにセックスを続けることも可能です。
男性はペニスが勃起していれば十分に興奮しているというわけではありません。女性も膣が濡れていれば十分に興奮しているというわけではありません。男性の場合は、勃起が性的興奮の第一歩目、女性の場合は、膣が濡れることが性的興奮の中腹で訪れるイメージです。
興奮状態の推移
男性の場合、勃起という性的興奮の第一歩が非常に簡単に訪れます。例えば女性の胸やお尻をみるとそれだけで興奮し勃起するケースは多々あります。そこから前戯やシチュエーションなどにより全身に興奮が広がります。
女性の場合、膣が濡れるという状態になるまでに比較的時間がかかります。
いきなり性感帯を刺激するよりも、パートナーとのハグやキスといったスキンシップ、シチュエーションなどによる気持ちの盛り上がりから、徐々に性感帯への刺激という段階を経るのが一般的だと思います。
よって女性の膣が濡れている頃には、ある程度全身も興奮している状態であるケースが多いです。
勿論、以上の内容はいつでも誰にでもあてはまるというわけではなく、その日の体調や環境、個人差など様々な要因によって変化します。しかし、これらを認識しておくことは「全身興奮の状態」を作り出す上で重要な要素です。
興奮状態が及ぼすイクことの深さ、持続時間への影響
興奮状態の差はイッた時の快感の深さ、持続時間に大きく影響します。
男性を例にとると、興奮状態が全身に広がっておらずペニスが勃起しただけでイッた場合、快感は非常に軽く、ペニスだけでイッているという感覚です。
快感の持続時間は射精をしている間だけで非常に短く、物足りなさを感じると思います。
しかし全身興奮状態でイクと、ペニスを中心に快感の爆発がおこり、そこから全身に向かって快感の波が広がっていく感覚になります。まさに全身でイッているという状態で、快感の持続時間もペニスだけでイッている状態に比べかなり長くなります。
私は男性ですので、女性がイッた時の感覚はわかりませんが、恐らくは似たような感覚なのではないかと思います。
パートナーをイカせてあげることは勿論重要ですが、イクということはセックスの中間目標であり、最終目標はお互いがいかに深くイケるかということであると私は考えています。
②全身興奮状態を維持したセックス
私の考える良いセックスを、縦軸に興奮度合、横軸に時間を用いてグラフ化すると下記のようになります。
挿入から絶頂までの丸で囲ってある部分が ②全身興奮の状態を維持したままセックスを行い の部分となります。
皆さん、男性は特にですが、性的な刺激(パートナーとイチャイチャする、性的描写のある本、映像を見るなど)によってとてつもなく興奮した状態になったことはあると思います。
オナニーやセックスを覚えた後であれば、そのような状態はすぐにでもイッてしまいそうな感覚ではないでしょうか。同時に性感帯を刺激するといつもよりとても気持ちいいため、少しでも長くこの状態を味わっていたいとも思います。
しかしイッてしまうとその気持ちの良い状態が終わってしまうため、イキたいけどイキたくないというジレンマを感じるわけです。
この気持ちの良い状態を維持しながら自身のイキそうな感覚をコントロールし、セックスを楽しむというのが ②全身興奮の状態を維持したままセックスを行い の主旨となります。セックスの最も楽しい時間と言えるかもしれません。
これを実現するためには男性側が早漏でないことが必要です。
男女の興奮状態推移の違い
なお、男性と女性で初期の興奮状態にギャップがあります。このギャップによってセックスが上手くいかないケースが多いです。既にある程度の興奮状態に入っている男性の前戯が速く強すぎて、女性の興奮状態に見合っておらず、女性側が気持ち良いと感じられないというパターンです。
このギャップを埋めるのが前戯のテクニックになります。
興奮度合と時間のグラフをわかりやすくするため、他のセックス・オナニーあるあるについてもグラフ化してみたいと思います。
とても早漏のため、前戯でもすぐイキそうになり挿入まで早めで、挿入後もすぐにイッてしまう男性のセックスケース
AVを鑑賞してオナニーをしていたが、AVの内容がかなりいまいちで萎え気味になりつつも、このままイカずに終わるのも気持ち悪いため、とりあえず気合いでイク男性のオナニーケース
オナニーでイクことはでき、前戯の乳首やクリトリスへの刺激は気持ち良いが、膣内はまだ発達しておらず、挿入ではイクことのできない女性のセックスケース
③同時にイク
何故、同時にイクことが良いのか?
私が「同時にイクこと」を良いセックスの条件としている理由は肉体的要因と精神的要因があります。
肉体的要因
肉体的な要因というのは「男性がイッた後は、ペニスが勃起しなくなる」「女性がイッた後は、膣の中をくすぐったく感じてしまう」等により、その後のセックスを継続できないということを避けるというものです。
またセックスを継続できたとしても「男性の場合は十分な硬さの勃起を維持できなくなる」「女性の場合は膣の中の程良い硬さを保てなくなる」等によりその後のセックスの快感が半減してしまうため、それを避けるという意味合いもあります。
すなわち一方が先にイッてしまうと、残された側(まだイッていない側)が絶頂を迎えられない、もしくは絶頂を迎えても質の低いものになってしまうので、そうならないように同時にイクのが良いということですね。
精神的要因
精神的な要因というのは「セックスの絶頂という瞬間」と「絶頂後の心地よい余韻」をパートナーと同時に感じることによって満足感が得られるということです。
自分が最高の時を迎えている際に、パートナーもそうであるということは大きな達成感を得られます。また、同時に絶頂できるということは、後のこと考えず思い切りイクことができるという所も良いですね。
絶頂後の心地よい余韻を感じている時に、パートナーがまだ興奮状態でセックスを継続しているというのは心身ともに若干の負担を感じるものです。それを避けるためにも同時にイクのが良いですね。
以上が同時にイクことを重要と私が捉えている理由です。
良いセックスをするってとても素晴らしい
良いセックスをするとイッた時の快感が非常に大きくなるだけではなく、イッた後に身体も心も非常にすっきりとした状態になります。
全身興奮状態でセックスという運動を行うことで血行がよくなり、身体が軽くなります。大きな快感を得た上で、絶頂というエネルギーの放出を行うことによってストレスを発散でき、心が軽くなります。
しかし、良いセックスはそれだけではありません。パートナーとともに1つのことを成し遂げた達成感、肌を重ねることによる幸福感など様々なものを得ることができるのです。良いセックスはパートナーとの絆を深め、お互いを愛し思いやる気持ちを高めてくれます。
以上、私の考える良いセックスについてでした。