前戯について~性感帯への刺激~

書いた人: 夫

夫です。

今回は前戯における性感帯への刺激について書きたいと思います。

前回前々回のブログの中で、興奮度が低い状態の前戯について書きました。そこでパートナーの興奮度をある程度高めることができれば、いよいよ性感帯への刺激へと入ります。前戯の中盤から終盤にあたります。

興奮度が高まっていれば、当然気持ち良い

 

 

興奮度がある程度高まった状態で、性感帯を触られるのですから、当然気持ち良いです。性感帯への刺激も「ゆっくり」「弱く」「こする」からはじめ、徐々に「速く」「強く」「押す」を織り交ぜていくということを行っていればだいたいはずれはありません。後はパートナーの好みにあわせていけるかということになります。

また、性感帯は刺激を受けることで徐々に発達していきます。「男だから乳首なんて気持ち良くない」といった先入観は捨てて、新しい性感帯にもチャレンジしていきましょう。

まだ気持ち良さがわからない性感帯を刺激される時は、受け手側の気持ちの持ちようが特に大切です。照れたり、恥ずかしがったりするのではなく「これって実は気持ちいいんじゃないのか」という思いをもって気分を高めていきましょう。

性感帯と準性感帯の違い

性感帯への刺激は本当に気持ちよく、身体の他の部分では決して感じられない快感を得られます。これがセックスの醍醐味といっても過言ではありません。しかし、配慮しなければならない点もあり、これを準性感帯との違いからみていきます。

性感帯の面積は少なく、刺激が集中しやすい

準性感帯(唇、耳、首、背筋、二の腕、乳房、脇腹、腰からお尻にかけて、お尻の穴の周囲、太もも、膝裏)に比べ性感帯(乳首、ペニス、クリトリス、膣)は数も少なく、面積も少ないです。よって性感帯への刺激は一か所に集中しやすく、摩擦によって疲れてしまうということを配慮しなければなりません。

準性感帯と性感帯の前戯について例を出すと

・準性感帯:二の腕から乳房、脇腹を伝って太ももを指の腹で刺激する。
・性感帯 :左右の乳首を交互に舌で刺激する。

といったことが想定されます。
刺激している個所の面積の差は歴然ですね。

性感帯は粘膜である

性感帯は粘膜で形成されています。粘膜であるが故に刺激に敏感で、性的な気持ち良さを得やすいのです。しかしその反面、準性感帯と比べて刺激に弱く、傷つきやすいということにもなります。

性感帯への刺激において気をつけるべきこと

性感帯への刺激において気をつけるべきことは2点です。

①刺激を加えることによって生じる摩擦で性感帯が疲れてしまわないようにする。
②刺激を加えることによって生じる摩擦で性感帯に傷がつかないようにする。

摩擦で性感帯が疲れてしまわないようにする

刺激する、すなわち唇や舌、指の腹でこすり、押すと、そこに摩擦が生じます。性感帯の表面は熱を帯び、だんだんとへたってきます。こうなると性感帯は鈍感になり、徐々に気持ち良いという感覚は失われていきます。こういう時に性感帯が勃起しなくなってきたからといってさらに強く、速く、押す比重を大きくして刺激するというのは、相手が不快感を感じかねない最悪なパターンです。

摩擦で性感帯に傷がつかないようにする

唇や舌で唾液を潤滑剤として使って刺激している場合、よほどのことがなければ目に見えるような傷がつくことはありません。しかし、速く強く長時間刺激すると、目に見えない細かい傷がつきます。これらは性感帯を鈍感に、時には痛みを感じるようにするため、避ける必要があります。

セックス後に、性感帯がひりひりとしているようであれば要注意です。次回からのセックスではもう少し刺激を弱めるように工夫しましょう。

 

上記2点を避けるため、性感帯への刺激は「ゆっくり」「弱く」「こする」比率を多めに行った方が良いです。しかし、あまりに刺激が弱いとパートナーが物足らなくなるため「ゆっくり」の部分を「速く」に変えてみたり、「弱く」の部分を「強く」に変えてみたりという形で変化をつけるのが良いと思います。「速く」「強く」「押す」ということは最小限にとどめましょう。

熱を帯びた性感帯を冷却する

性感帯が摩擦によって熱を帯びてきた時は積極的に冷ましていきましょう。冷まし方は簡単で、息を吸う、吹き掛けることを用います。

いきなり性感帯を刺激することをやめて、息を吹きかけたりするということではありません。性感帯を唇、舌で刺激すると同時に息を素早く吸ったり、吐いたりすることで、冷却を行います。口ですするようにしながら唇や舌で刺激を加えようとすると、自然とこのような息使いになるかと思います。

性感帯が冷却されると、また気持ち良さを感じる機能が戻ってきます。

 

 

上記の内容に気をつけながら刺激していれば、性感帯への刺激はそれ程難しいことではありません。後はいかにパートナーの好みに合わせていけるかということになります。

前戯の応用編 全身を使って愛撫する

基本的に前戯中は手や口で相手の身体を愛撫していることになります。その間、手や口以外の部分はどうなっているでしょうか?恐らくは肘と膝で体重をささえていて、相手の身体にあたっている部分などもあるかもしれません。

ここで、腕や太ももの内側、胸からお腹にかけてなどを、相手の身体を愛撫するように意識的にあてることで、より前戯の効果を高めることができます。

例えば、脇腹から乳房にかけて口で愛撫している時に自分の胸辺りを相手の太ももからお腹にかけてあてるなどです。体勢を変える時に腕や太ももを相手の身体にあてるように動かすこともできます。

男性が気をつけて欲しい所は、あまり毛深い個所は使わないようにするということです。産毛は良いのですが、すね毛のようにしっかりとした毛の場合、それがちくちくした感覚を相手に与える場合があります。自分の身体をみて、毛があまり生えていない部分を積極的に活用しましょう。

女性の場合、毛深くない部分であれば全身どこを使っても良いのですが、特に効果があるのは乳房、股間、お尻です。男性の胸を愛撫している時に、男性のお腹に乳房をあてる、太ももに股間をあてるといった形や、シックスナインの体勢の時に、男性の顔にお尻をあてるなどです。男性の興奮度が確実にアップします。

前戯の序盤は軽くこするようにあてる

前戯の序盤、まだ相手の興奮度が高まってない時は、手や口と同様に相手にぞくぞく感をあたえることを意識して、軽くこするようにあてるのが良いです。口や手の愛撫だけで精一杯でとても他の部分を使う所まで意識がまわらない場合は、体勢を変える時にそっとあてるだけでも十分に効果があります。

慣れてきたら全身を使って相手の身体を愛撫するような意識を持って臨みましょう。女性はパンツなどを履いていない状況であれば、股間は使わない方がよいです。擦ると痛いですからね。擦らずに軽くあてるくらいが良いです。

なお、冬などのセックスで相手が寒さを感じていそうな時はこするのではなく、軽く密着させるようにあてる所から開始した方がよいです。肌が軽く触れ合うことによるじんじんとした快感と体温の向上を目指しましょう。身体が温まってくればこするあて方に変化します。

前戯の終盤は押しつけるようにあてる

相手の興奮度が高まってきて、手や口による愛撫に強さを加えるようになってきたら、全身による愛撫もこするのではなく、押しつけるように行います。押しつけるのは擦るのと違って体勢の変化だけで可能ですので、擦るよりは簡単です。

相手は密着感を感じることで安心感と興奮度を得られ、より絶頂に到達しやすくなります。

なお、夏などのセックスで相手が暑さを感じていそうな場合は、身体を密着するように押し付けるのではなく、やや強めにこするのが良いです。

全身を使った愛撫は絶頂の質を高めてくれます。相手の身体に安心感と興奮度をもたらすことでより深くイクことができるのです。絶頂の深さを追求する段階になれば、是非取り入れたいテクニックと言えます。

手先が不器用で、なかなか効果的な前戯をするのが難しい方は、補助してくれるアダルトグッズもありますので、そちらを試してみても良いと思います。

【レビュー】TENGA VI-BO HAND BALL を使ってみた

 

以上、前戯のテクニックについてでした。次回からは挿入についてです。

夫のブログ次回(挿入からピストン運動、絶頂まで ~その1~)

夫のブログ前回(前戯について~感覚面からの考察その2~)


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