こんばんは、瑞谷です
今回は、
「知らない人もこのエントリを読んでもらえば、ピルについての概要がわかる」
ということをテーマに、わかりやすく書いていきたいと思います。
こちらを読んで頂いて、知らない人にウンチクを話すもよし、ここから更に読み進めて勉強して頂くもよし。
知っておいて損はない、ピルの世界へようこそ!
もくじ
ピルとは
口から摂取することで避妊ができる薬剤のことを経口避妊薬、ピルと言います。
ピルは和製英語ではなく、世界共通。
世界には、コンドーム以外の現代的・科学的な避妊方法は、ピル以外にも複数あります。
・おなかに薄いシップのようなシールを貼るタイプ、
・子宮ではなく膣の中にちょっとずつホルモンが出るリングを入れておくタイプ(ミレーナや殺精子剤ではありません)、
・皮膚の下にチップのようなものを埋め込むタイプ 等々……
ピルは沢山ある科学的な避妊のひとつでしかありません。
常用のピルは基本的に「毎日飲みます」。
毎日飲まなければ避妊ができないということは、とても抜けやすい薬剤とも言えます。
ピルに使われている女性ホルモン
ピルに使われている女性ホルモンは、大別するとふたつの種類になります。
このふたつは、普段から女性の身体内で分泌されているホルモンで、妊娠の準備を担ったりしています。それを人工的に調整しようとしているのがピルと言えます。
1) 黄体ホルモン … プロゲステロンと言います。主に排卵抑制に働き、ピルには必ず含まれています
2) 卵胞ホルモン … エストロゲンと言います。黄体ホルモンのサポートのような役割をしています
1) 黄体ホルモン
黄体ホルモン単体で、排卵が抑制できます。
また合わせて子宮内膜を薄く維持したり、子宮頚管という子宮の入口をふさいでいる液状の部分の粘性を上げたりすることで、避妊を可能にしています。
その為ピルには黄体ホルモンが含まれています。
(やや例外になる製品ものもありますが…)
しかし黄体ホルモンだけで排卵を抑えようと思うと、多量の黄体ホルモンが必要になってきます。そこで、「卵胞ホルモン」のサポートを得たピルが考えられたり、新たな黄体ホルモンが開発されたりしました。
よって、一言で「黄体ホルモン」と言っても、実は種類が沢山あります。
2) 卵胞ホルモン
黄体ホルモンと一緒に卵胞ホルモンを使うと、黄体ホルモンの働きを活発にしたり、子宮内膜を維持しようとしたります。
その為、少しの黄体ホルモンの量で排卵を抑えることができるようになりました。
そのかわり、今度は卵胞ホルモンの量が重要になってきます。
卵胞ホルモンが多い程、吐き気、血栓症などの副作用が強く出る為です。
聞いたことがあるかもしれない、「低用量ピル」「中用量ピル」と言った呼び名は、この卵胞ホルモンの量についてを指しています。
ピルの種類
ピルには種類があります。
ピル | 混合 (黄体ホルモンと卵胞ホルモンの両方を使ったピル) |
超低用量 (卵胞ホルモン0.03mg未満) |
低用量 (卵胞ホルモン0.05mg未満) | ||
中用量 (卵胞ホルモン0.05mg) | ||
高用量(卵胞ホルモン0.05mg以上) | ||
単剤 (黄体ホルモンだけを使ったピル) |
ミニピル | |
緊急避妊 | ヤッペ法(混合ピルの転用) | |
ノルレボ(レボノルゲストレル) | ||
エラ(ウリプリスタール酢酸エステル) |
混合ピル
一般的にピルというと、大半は低用量・超低用量の混合ピルを指すことが多いです。
混合ピルは、30代中盤くらいまでで、健康で月経のある女性なら、基本的に誰でも飲めます。
混合ピルは、飲まない人と比べると血栓症のリスクが少し上がります。
混合ピルを飲まない人で、静脈血栓症は年間1万人に1〜5人程度の発症率、混合ピルを飲むと2~3倍の3〜9人程度に増えるようです。
ちなみに、重傷を負う交通事故に「遭う」確率は年間1万人に50人程度です。
混合ピルの血栓症リスクは、飲み始めて数ヶ月が最も高くなります。
つまり、飲むのを止めてまた再開、というようなことを繰り返す飲み方は、最もリスクが高くなります。
また、年齢が高ければ高い程、混合ピルによる血栓症リスクは高くなります。
よって35歳以上からの初めての混合ピルは避けるべきです。(中には大丈夫という医師もいますが、楽観視し過ぎた結果が日本の混合ピル死亡数だと思います)。
例え30代前半であっても、慎重に始めなけばなりません。
日本の治療用ピル問題
日本には治療用認可のピルが複数存在する為、重い月経やPMSなどの為だけに処方されるケースが多いです。
しかし欧米では本来「避妊利用があって、かつ月経問題の改善やニキビケアを見込みたい」場合に「治療処方」がされるのであって、「月経やニキビの為だけに混合ピルを処方」されることはありません。
しかし昨今ティーンに向けての処方が相次いでいます。
混合ピルは血栓症リスクの上昇がある薬剤ですが「妊娠を防ぐゆえに、妊娠時のリスク上昇を回避する薬剤」だからこそ、欧米では避妊目的を重視して処方されてきました。
そういう月経改善目的でのピル服用は、本来ミニピル類が担っていたはずでした。しかし日本は「治療用に混合ピルを」と求めた団体があり、知見ある医師が周辺にいなかった為か、1相性混合ピルを治療用に認可した経緯があります。
別ページ:日本で選択できる避妊方法 (2) 低用量ピルのこと
別ページ:日本で選択できる避妊方法 (3) 低用量ピルの飲み方
ミニピル
より良い黄体ホルモンの開発がされる過程で、黄体ホルモン単体で避妊ができるピル・排卵が抑えられるピルができました。
卵胞ホルモンを使わず、黄体ホルモンだけのピルのことを「ミニピル」と言います。
メリットは、卵胞ホルモン由来である血栓症のリスク上昇が、ミニピルにはありません。
ですので、年齢や身体上の理由で混合ピルが飲めない人、月経周辺の改善・治療の為にも服用できる可能性があります。
デメリットとして、多くのミニピルは毎日飲む時間の飲み忘れ許容が、混合ピルよりも短いです。 (飲み方がとてもシビアなので忘れっぽい人にはツラい)
世界的にもミニピルは、そのデメリットと他避妊方法が複数あることからか、あまり人気のないマイナーなピルと言わざるを得ません。しかし、根強いファンがいるピルでもあります。
しかし残念ながら、日本では実質ミニピルは処方されませんし、ほぼ存在していないと言っても過言ではありません。(そのあたりは複雑です)
別ページ:日本で選択できる避妊方法 (4) ミニピルのこと
日本ではミニピルは基本的に処方されません…
沢山の種類がある
一般の人にはひとくくりに「ピル」になってしまうと思いますが、
その種類には中用量、低用量といった「卵胞ホルモン量の分類」に加え、
・黄体ホルモン自体の種類の違い
・同じ黄体ホルモン、同じ卵胞ホルモンでも用量の違うの組み合わせ多数
・同成分だけど銘柄違い(他社製品やジェネリック等)
などで、本当に沢山の種類が作られています。
同じ種類の黄体ホルモンを使っていても、それぞれ用量の違いでひとりひとりの反応が違い、合う合わないがある為に、沢山の製品が作られているのです。
その為、お友達と同じ銘柄! と思っても、僅かな用量差、種類差で自分には合わないということがしばしばあります。これは「身体との相性の問題」なので、潔く「ピルチェンジ」をした方が良い結果となることが多いです。
それゆえ、用量が少なければ合うとか、楽とか、そういうわけでもないのです。
(しかし日本の婦人科では「どれも同じだから」と説明されることも少なくないです)
また日本で処方されるピルは、世界で流通している混合ピルのごくごく一部です。
混合ピルのお値段
日本でピルを処方してもらうと、ちょっとお高い上に2、3カ月分ほどしか処方してもらえなかったり、薬剤の為だけに長い待ち時間待たされたりすることもあります。
具体的には、1,500円~3,000円 / 28日分 くらい(病院によります)
これは海外と比べると、国にもよりますが2倍~10倍くらいになります。
ミニピルは、基本的に日本では処方されません。
(ただし理解ある先生の中にはノアルテン錠という薬剤を処方してくれる人もいます)
緊急避妊薬
モーニング・アフターピル、事後避妊薬とも言われます。
避妊は人の手で行われるものですから、ミスや事故が発生します。
絶対起きるとは言えませんが、絶対に起きないとも言えません。
コンドームを使っていても、ピルを飲んでいても、あるいはパッチを貼ったりリングを入れていたりしても、事故は起こりえます。そういう時のフォローに緊急避妊薬があり、世界では当たり前に普及している避妊方法です。
日本ではそういう事故によって妊娠した事を「授かりもの」という風潮がある気がしますが、そんな時代はもう終わりました。
ただし緊急避妊薬は、成功率が100%ではありません。
また、時間経過によってどんどん成功率は下がっていきます。
また、既に着床してしまっている場合には効果はありませんし、妊娠そのものへの影響はないと言われています。
よく「緊急避妊薬の成功率は80%」のようなことを書いているページがありますが、それはあくまで平均的な妊娠回避率(避妊率ではない)としての話であって、事後いつ飲んでも避妊率が80%になるわけではありませんし、時間によって回避率は下がっていきます。
コンドームの避妊率を98%とするなら、緊急避妊を同じ土俵の値に無理やり換算すると70%~75%程度にしかなりません。(常用しないものなので比較できる値が存在しません)
よく「緊急避妊薬が手軽になったらそれを頻繁に使う人が出るので良くない」というようなことを言う人がいますが、そんな値のものを「普通の避妊」に使用する人など、ただのバカではないでしょうか。
別ページ:日本で選択できる避妊方法 (5) 緊急避妊のこと
別ページ:緊急避妊薬の働きについて考える
妊娠回避率と妊娠率(避妊率)についてはこちらを参照
緊急避妊 | ヤッペ法 (混合ピルの転用) |
ノルレボ (レボノルゲストレル 1.5mg ジェネリック有) | |
エラ (ウリプリスタール酢酸エステル 30mg) |
1) ヤッペ法
いわゆる「昔からある緊急避妊法」です。
混合ピルを一定の量飲むことで、緊急的に排卵を抑えたりして妊娠を回避します。
ヤッペ先生が考えたのでそう呼ばれます。
混合ピルを複数錠飲むので、一緒に卵胞ホルモンも沢山取ることになり、とても副作用が強く出ます。
「緊急避妊薬はしんどいものだ」と伝承的に言われているのは、このヤッペ法の経験談が口伝的に伝わっているせいではないかと思います。
事後、72時間(3日)以内までなら効果がありますが、時間経過によってどんどん成功率は下がっていく為、24時間の時点と48時間の時点では成功率が大きく違います(2倍)。
また、完全に効果がなくなるのは120時間後と考えられていて、72時間を過ぎても一応無意味とは言えなくもないです。
2) ノルレボ(レボノルゲストレル)
日本でも認可・処方されている薬剤です。
黄体ホルモン「レボノルゲストレル」を1.5mg含んだ錠剤で、黄体ホルモン単体にて、緊急的に排卵を抑えたりすることで妊娠を回避します。
理論はヤッペ法と同じですので、効果時間についても概ね同じです。
その為ノルレボでの成功率と、ヤッペ法での成功率は、理論的には同じと考えられます。
ですが、ヤッペ法では卵胞ホルモン由来の強い副作用により嘔吐するケースがあり、その為どうしても吸収できる成分量が減ってしまい避妊率が低くなります。
ノルレボでは強い吐き気はほぼ無く、中には「何も感じない」という人もいるくらいの、市販の風邪薬程度の副作用です。(ただ風邪薬を飲むとしんどくて動けなくなるという方はいらっしゃいます、ノルレボも同じです)
卵胞ホルモンは含まれていませんので、血栓症のリスクは上がりません。
海外ではジェネリック含めた同成分他銘柄が沢山あります。
3) エラ(エラワン)
ウリプリスタール酢酸エステル 30mg を含んだ緊急避妊薬で、子宮内膜に直接働き掛けて着床を防止し、効果時間が長く120時間(5日)以内、更に120時間以降でも一応効果は無しではありません。
しかしこちらも成功率は100%ではありません。
ウリプリスタール酢酸エステルは抗黄体ホルモンなので、ノルレボとは作用が違います。
抗黄体ホルモンという語で検索をすると最初に出てくるのが「中絶薬」についてですが、そもそも種類と用量が違います。エラには着床した受精卵を剥離させる効果はありません。
緊急避妊薬のお値段
日本はものすごく高いです。
しかしごくごく稀に、先生が自身が個人輸入して海外の製品を処方してくれる病院があります。
ヤッペ法 : よく見かけるのは、3,000円~6,000円前後
ノルレボ : よく見かけるのは、5,000円~20,000円前後(ジェネリック含む)
エラ : 未認可なので買えませんが、ネット診療で郵送してくれる医院があります。
海外 : どこも日本の10分の1前後
海外では副作用が強い為、ヤッペ法はほぼ淘汰されています。
また、ノルレボからエラへの移行がどんどん進んでいます。
更には、海外先進国ではノルレボ、そしてエラについても順次「市販薬となっていて、薬局で購入が出来ます」。
逆に言うと、そのくらい安全性の高い薬剤ということです。
日本では2017年に一度市販薬化が検討されましたが、産婦人科学会などから反対され、パブリックコメントは多数賛成であったにも関わらず流れました。
別ページ:緊急避妊薬「ノルレボ錠」を市販化するお話
別サイト:「緊急避妊薬ノルレボの市販薬化について全力で答えるQ&A」
おまけ・中絶薬について
他国では中絶の方法として、中絶薬による中絶が普及しています。
日本ではいわゆる掻把(そうは)法と呼ばれる、子宮内を器具で掻き出すタイプの、強い言葉で言えば前時代的な方法が今も多くの病院で取られています。
海外では、妊娠初期には病院で中絶薬を、時間が経っている場合には吸引法と呼ばれる掻把法よりも安全な方法で処置がされます。
掻把法では、医師の腕前に依るところが大きいのです。
そのくらいに海外では中絶薬が当たり前で、中絶薬は日本人が思っているような「危険な薬」ではありません。もちろん副作用は存在しますが、だからといってそれが掻把法を上回るわけがないのは、想像に難くありません。
負荷が少ない為に、妊娠初期には中絶薬が使われています。
ピルは人生の薬
この言葉は、おそらくは男性には一生わからない意味を持ちます。
女性でさえ、通常のピルを実際に飲んでみないとわからない言葉だと思います。
中絶は、女性の身体と心に大きな負荷を掛けます。
できるだけ負担の少ない方法を取るべきなのは、誰でもわかることでしょう。
あるいは「避妊を怠って妊娠した罰だ」と思う人種ならば、掻把法も堕胎の代償と考えるでしょうか。
完璧な避妊方法がない以上、避妊の失敗はその人の罪ではないのです。
誠実に精一杯やりながらも失敗した人に、それでも「中絶は殺人だ」と言えるのでしょうか。
初めまして。
夫婦で読ませていただいています。
いままでコンドーム中心でしたがピルを検討していて、こちらのブログにたどり着きました。
「避妊のキホン」を読んで私たちの認識が間違っていないかお聞きします。
“よって35歳以上からの初めての混合ピルは、絶対にダメです”
ということですが、
35歳未満から飲み始めピルを続け、途中で35歳を越えるなら
ピルはミニピル一択ということでしょうか?
もし35歳未満から飲み始めても、35歳を越えてから飲めない空白期間(例えば1〜2ヶ月くらい)があって、最初から飲み始める場合は、35歳以上の血栓リスクがあると考えた方がいいでしょうか?
この場合、35歳を越えているのでピルを再開するならミニピルでしょうか?
瑞谷さんが医療関係の方ではナイことは承知しておりますし
アドバイスは自己責任で参考にさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
初めまして。
「絶対にダメです」は、ちょっと強く書き過ぎな感否めませんが、私は基本的にはやめられた方が良いと思います。
どこかで書いたか記憶が定かではないのですが(すいません)、欧米では若い年齢から混合ピル服用を始めることが多く、結果長期的な服用になるケースも多いようで、35歳以上の人の服用継続は「33歳から飲んでます」みたいなレベルではないと考えた方が良いと思います(もっとずっと長い)。
まして1~2カ月途切れるということがわかっているのならば、可能ならミレーナかミニピル(今はノアルテンが処方無理なら個人輸入しかありませんが)の選択の方がいいのではないかと考えます。
参考になるかわかりませんが……
こんにちは。
エラも取り扱いを始めた病院がちらほら出てきますが、それでもほとんど都心ですし初診料含めるとやっぱり10000円を越してしまうので、それは高いなぁと思います。
また、ノルレボジェネリックを取り扱っているところだと多少安くなったりもしていたりしますが、それでも使っている病院というのは結構限られてきていますね。
緊急避妊薬がもっと手に入りやすい世の中になることを願うばかりです。
こんにちは(´▽`)
実際問題エラになると先生の個人輸入に頼ることになるのと(ノルレボを輸入されてる先生もいらっしゃいますが)、結局先生も人間ですから輸入した場合の仕入代が安くとも、周りの医院との兼ね合いもあるでしょうから難しい所なんだと思います。
金額的解決はジェネリックという方法ではなく、根幹的な納入額をなんとかしてほしいですね本当。
結局私は、私自身が現状個人輸入でピルを服用している為、一緒に緊急避妊薬も個人輸入で持つようにしています。あまり誰彼にも「すればいいよ!」と言える方法ではありませんが、自分を守れるのは自分の判断だけという所ですね、悲しいかな。
返信ありがとうございます
あれ個人輸入だったんですねやっぱり。
あと、話が変わるのですが、海外のピルリマインダーを使っているのですが、海外のピルの種類の多さにかなり驚かされます。
日本で認可されている低用量含めたピル類は本当にごく僅かですね。
製薬会社がメンドウだったのか(笑)、婦人科界隈が最初から乗り気じゃなかったからかはわかりませんが……
単純に世代ごと×用量違いで沢山あるし、そこにメーカーごとやじぇねりっくを含めると本当に豊富です。
それに引き換え、日本は実質3種類ないし6種類……
ピルについて、判りやすく親しみやすくもある記事をありがとうございます!
ただ、最初のほうの「ピルとは」の段落、
・膣の中にちょっとずつホルモンが出るリングを入れておくタイプ(殺精子剤ではありません)、との一文ですが、
ミレーナ等のIUDのことであれば、膣ではなくて子宮だと思うのですが…
膣に入れるタイプのものが別にあるのでしたら申し訳ありません!
はじめまして、書き込みありがとうございます!
少しでも解りやすくなるように、また知りたいと思うご本人だけではなく、知ってほしい誰かに「これ見て!」と使って貰えるような記事であれば、と思います。そう言って頂けると大変うれしいです。
> ミレーナ等のIUDのことであれば、膣ではなくて子宮だと思うのですが…
書き方がややこしくてごめんなさい!
膣内のもので合っています。
製品名はNUVARINGといいます。
https://www.nuvaring.com/
理論的には混合ピルと同じで、21日間挿入の7日間除去、経口しなくてよいという反面、物理的に膣にゴムのようなものを入れっぱなしにするというものなので(セックス中も)、入れてすぐはちょっと硬めで邪魔感があったり、抜け落ち事故があったりと、やや難点はあるようです。
殺精子剤ではないとカッコ付けにしているのはそういうタイプである為です。
もう少し書き方に工夫してみますね! とても参考になりました、ありがとうございます。