風俗について思うことをつらつらと

書いた人: 夫

夫です。
本日のテーマは風俗についてです。風俗と一言でいうと様々な捉え方ができますが、ここでは性風俗についてです。

私が性風俗に対して思うことや、一般的な話などをつらつらと書かせていただこうと思います。雑談コーナー的なものだと思って読んでいただければ幸いです。

私(夫)の性風俗経験は?

 

 

私は人生で一度も性風俗を利用したことがありません。妻も私の記事を読んでいるので建前で言っている、という訳でもありません。パートナーがいるため道徳的な理由により利用しないという側面もありますが、独身だったとしてもあまり積極的に利用はしなかったと思います。

性欲はあるにも関わらず、何故性風俗を利用する気にならないかというと理由は色々ありますが、一番はそれ程満足のいく結果が得られないだろうと思うからですね。

相手の風俗嬢の方は、当然お金のためにサービスを提供しているわけで、いわば嫌々です。「まじきもい!」と思われているかもしれない、と考えるとあまり没頭できないでしょう。また、お互いの好みを知っているわけではなく、信頼関係もないので、なかなか「本当に気持ち良かった!満足した!」と思えることはないと思うんですね。

もし性風俗を利用するとするならば、気心のあいそうな人に出会えるまで色々な風俗店を巡って、見つけたらその方を指名し続ける、といった所でしょうか。でも、それをするのであれば好きになった女性にがんばってアプローチして、付き合ってセックスする方が余程良いでしょう。

また、性風俗は性病に感染する可能性も高いし、お金もかかるといったデメリットもありますので、アダルトビデオを見ながらアダルトグッズでオナニーをする方が余程経済的で安全だと思ってしまいます。ぼったくり風俗店の被害にあう心配もありません。

これっていわゆる草食系ってことでしょうか?多分そうですね。友人が大阪に出張する時に「飛田新地に行くぞー!」と張り切っている姿を見ると「これが肉食系か!」などと思ってしまいます。なお、その彼は独身です。

性風俗の規制

 

 

皆さま、日本で売春が違法なのはご存じかと思います。これは売春防止法というものに基づいているわけですが、そのネーミングだけみると、買春(買う行為)は規制されていないのか?とも思ってしまいますよね。

そこで売春防止法の条文を確認してみたのですが、しっかりと買春も規制されておりました。

(売春の禁止)
第三条 何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。
 
引用元:売春防止法

「またはその相手方となつてはならない」という箇所が買春も規制しているという所です。

また、その条文を読み進めて行くと、売春を斡旋する行為や、売春する場所を提供する行為、売春をさせる行為などは刑事罰と明記されていますが、売買春をした当人達については具体的な罰則が記述されていません。

これについて私のような素人の見解よりも、専門家の方のわかりやすいものがないかと探していた所、下記のようなものがありました。

それから、売春の問題でございます。いわゆる児童を対象とする売春はまた別といたしまして、成人女性に対する売春という問題にいたしますと、売春防止法は売春をする行為 あるいはその相手方となる行為を禁止しているわけでございますけれども、ただ、売春行為あるいはその相手方となる行為のいずれについても、これを処罰するという規定を置いているわけではございません。これは先生が御指摘のとおり、判断能力が十分にある者に対しては私生活上の行為ということで、あえてこれを刑事処罰の対象とはしていないというわけでありまして、ただ勧誘とか、そのものではないものに関してやはり性風俗を害するものに関しては処罰しているわけで、それに関して厳正な取締りということをこのペーパーに書いているわけでございます。

引用元:第23回男女共同参画会議女性に対する暴力に関する専門調査会議事録

専門家の方が公的な会議でおっしゃっていることなので、間違いないのかなと思います。成人者については「私生活上の行為」という側面もあるわけなので、刑事罰対象としていないということですね。私生活上のセックスで金品が発生している場合は、愛人関係、ヒモ関係などが考えられるでしょう。

それに対し、売買春を前提とした風俗業の営業行為と捉えられるようなことは刑事罰が科され厳しく取り締まられているわけです。

しかし、実情としていわゆるソープでは本番行為があることになります。ソープの建前は、店舗側は豪華なお風呂を場所として提供しているだけで、その中で出会った男女が何をしているかは店側の知る所ではない、というものですね。屁理屈もいい所だと思いますが、実際これでなんとか逃れています。

その代わり、ソープは広告として性サービスを行っていることを大々的に謳うことはできません。過去に性サービスを彷彿させる文言を入れているソープランドは摘発されたこともありました。

以上のように日本では売春(買春)は基本的に禁じられているが、例外もあるということになります。

日本以外の性風俗規制(スウェーデン)

世界で初の試みと言われるスウェーデンでの買春規制。1999年に施行されましたが、売る側ではなく、買う側を規制するというものです。日本と何が違うかと言うと、具体的に刑事罰の対象となります。

これによってスウェーデンでの性風俗産業は縮小したと言われていますが、代わりに性産業におけるブラックマーケットは増えたとも言われています。

性風俗だけでなく、需要があるものを政府が禁止するとブラックマーケットが台頭してくるのは他のジャンルでも言えることですね。

スウェーデンのモデルは欧州の様々な国で参考にされ、最近ではフランスでも買春が法律で禁止されています。勿論、刑事罰もあり、買春行為だけでなく性的サービスを提供する側に暴力を振るった場合などは、さらに重い罪に問われることになっています。

日本以外の性風俗規制(ドイツ・オランダ)

さて、日本やスウェーデンと全く違うのがドイツ・オランダです。これらの国では売買春は合法です。オランダは大麻などの一部麻薬が合法とされていることは有名ですね。その関連もあって、売買春が合法ということに驚かない方もいらっしゃるでしょうが、ドイツで合法というのはなかなか意外な所です。

これらの国のスタンスとしては、性風俗産業というのは古来から存在し続け今後もなくなるものではないであろうから国として認め、その代わりしっかりと国で管理していくというものです。

性的サービスの提供者は一労働者として国に税金を納める代わりに失業保険、健康保険、年金などの手当てを受けることができます。労働組合などもあるそうです。

ブラックマーケットなどが台頭する心配はそれ程ありませんが、その分税金はしっかりと納めなくてはいけません。ドイツでは「セックス税」なるものがある都市があり、性サービス提供者は定められた税金を納める必要があります。

 

日本、スウェーデン、フランス、ドイツ、オランダ以外では、売春買春は合法だが売春施設を経営することを違法としている国もあります。それぞれの国の事情により様々なケースがありますね。

私はここでどれがいいとか悪いとか言うつもりは全くありません。皆それぞれ性に関する考え方や道徳的な理念も違うので、色々なご意見があると思います。それらは全て尊重されるべきです。

ただ1つだけ思うのは、性風俗産業に従事される方がいらっしゃるのであれば、その方々の労働者としての権利がしっかりと保障されることを願うばかりです。

以上、とりとめもない話になりました。お付き合いいただきありがとうございました。

 

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