今回はゆきさん(女性)から頂きました、ご相談です。
要約すると、彼氏とのセックスにあまり乗り気になれない。キスまでなら好き、彼氏のことはもちろん大好き、自慰なら好き、他の人とも一切したいとは思わないんだけど……、とお悩みのご様子です。
セックスという行為は男女ともカロリーが必要なものである
セックスというのは、なんというかお互い満足いくようにしよう!とすると、とってもカロリーの必要な行為になってしまうんですね。
例えるなら、山登り。
オナニーを例えるなら、近所の散歩途中に上り坂がある程度。ちゃちゃっと歩けばある種の達成感や気持ちよさが、ちょっとした労力で手に入ります。
それに対して二人でのセックスは、1000m級の登山。身体の調子も整えて、準備万端に挑みます。散歩程度の行為なら気持ちよく好きと言えても、このクラスの登山になったらひるむ……というか楽しいと思えない人が出ても、無理はないと私(妻)も思います。
まず必要なことは話し合いだけど
ブログでもtwitterでも何度となく書いてきました。
まずはパートナーと問題点改善点について、セックスへの意識について話し合うこと。意見をすり合わせることが大事だと。
彼氏さんとセックスについて話すことはありますか。
自分は達していないということ、あまり楽しくはない、したいとは思えていないということ。
単純に考えると、男性の方が性欲そのものが強い傾向にはあり、またそれを外側に向けられる傾向にある……つまり性欲そのものをセックスにぶつけることにあまり気兼ねがない印象があります。なのでセックスに対しての労力感というか、徒労感は、多分男性の方が低く感じる傾向にあるのでは?なんてことを私は思います。
だから、彼氏さんに直接「セックスをあまりしたいと思えない」という言葉を発しても、多分その意図は言葉どおりにしか受け取っては貰えないのではないかと危惧します。
問題はその先です。
根本的な問題はセックスが楽しく・気持ちよくないこと
そもそも、なぜセックスが楽しい、したいと思えないのか。
冒頭に「カロリーが必要」とは書きましたが、ではなぜ高カロリーがいる本格的な登山にも楽しいと思える人がいるのかというと、それは結果的にどこかで「気持ちがよいと思える所がある」からではないでしょうか。(なぜ山に登るのかの問いには「そこに山があるから」の回答が有名ではありますが……)
なんとなく気持ち良いような気がする、終わった後にはなんとなく満足感もある……でも明確な楽しさや快感はない。これでは、最初はおろか、年数を追うごとにセックスが楽しくなくなっていくのは当然です。
もし改善できるならしたいということであれば、目標に「セックスで気持ちよくなる」「オーガズムが得られるようになる」「ふたりでもっと気持ちよくなる」を設定しましょう。そしてそう設定することをふたりで話し合いましょう。一人だけで「心に決めた」んでは、なにも解決になりません。
ただし、これには前述通りの「高カロリー」が必要です。
でも結果が得られれば、そのカロリーに応じた気持ちよさや楽しさが付いてくると思います。
ふたりでちゃんと気持ちよくなりたい、その為にふたりで頑張っていかない?
これが言えるかどうか、彼氏さんがそれを受けて話し合えるかどうかだと思います。
うちのブログには、そこから先の手引きが沢山詰まっていますよ。
まずは、セックス中にご自身のオナニーを再現する(彼氏さんの手でも自分の手でもいい)ことを目標にしてみて下さい。