夫です。
今回のテーマはセックスにおける口臭についてです。
口臭はセックスにおいてだけでなく、日常的に気を使わなければならないことです。しかしセックスにおいては、相手との距離が非常に近くなるため口臭を普段よりも強く感じること、また酷い口臭がセックスのやる気を削ぐケースもあることから、特に注意すべき点といえます。
私は歯医者ではありせんが、口臭を改善すべく研究し、向き合ってきた経験からこの記事を書かせていただきます。
口臭は自覚することが難しい
口臭は自覚することが非常に難しいものです。友人や同僚、家族などに口臭の酷い人がいたとしても、本人はそのような自覚がないケースは誰もが経験しているかと思います。
難しい話は省略しますが、嗅覚というのは非常に疲れやすいもので、同じ匂いを嗅ぎ続けているとすぐ鈍感になってしまいます。いい匂いにつられて飲食店に入っても、中に入るとすぐにその匂いに慣れてしまうのはそのような理由からです。
よって、恒常的に嗅いでいる自分の匂いには鈍感になるため、口臭の酷い人がそれを自覚するのは難しいのですが、かと言って他者が口臭を指摘するのもやりづらい行為です。結局は本人が日々気をつけていくしかないわけです。
セックスの前には特に注意して口内を綺麗にしましょう。
ハミガキにおいて注意すべき点
ハミガキにおいて注意すべき点を下記に記載します。
場所 | 汚れの溜まりやすさ | 磨きやすさ |
①歯の表面 | ★ | ★★★ |
②歯と歯の間 | ★★★ | ★ |
③歯と歯茎の間(溝) | ★★ | ★★ |
④舌の表面 | ★★ ★ | ★★ |
⑤口蓋(口の中の上部分) | ★★ | ★★ |
歯の表面
ハミガキと言えばここを磨くことであると勘違いしてしまうくらい、最もメジャーな場所であると言えます。しかし、歯と歯の間や歯と歯茎の間(溝)に比べたら汚れが溜まりにくのは明らかかと思います。しかも最も磨きやすい。
口臭に気を使う上では最も重要ではない場所とも言えますが、勿論磨かなくて良い訳ではありません。そこまで気を遣わなくても良いというだけです。
男性に特に多いのが、ハミガキの際に余計な力が加わりすぎて、歯ブラシの毛先が折れ曲がっており効率的に磨けていないというパターンです。毛先で歯の表面をこすることを意識しましょう。力を込める必要はほとんどありません。
また歯ブラシは消耗品である旨を意識して、積極的に歯ブラシを交換しましょう。毛先で磨く、歯ブラシを交換する、という2つを意識していれば、驚くほど簡単に歯の表面は綺麗になります。磨きすぎると知覚過敏の原因になることもありますので、程々にしましょう。
歯と歯の間
最重要個所です。歯と歯の間には歯ブラシの毛先が入りづらい個所もあり、汚れがたまりやすいです。歯間ブラシなどで手入れをしていない人は信じられないようなドロドロした悪臭を放つ汚れが存在しているケースがあります。
歯ブラシよりも歯間ブラシや糸ようじといった歯と歯を綺麗にするための専用道具を使った方が良いです。私が愛用しているのは下記の糸ようじです。どこの薬局でも買えると思います。
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歯と歯の間なぞ気にしたことがないという方は一度試して下さい。信じられない汚れを掘りだせる可能性があります。その汚れが出た場合、あなたはセックスパートナーから口臭にがっかりされていた可能性大です。
糸ようじを使う際は、勢いよく糸を通しすぎて歯茎を傷つけることがないよう注意しましょう。
歯と歯茎の隙間
歯と歯の間程ではないですが、こちらも汚れがたまりやすく磨きにくい所です。この部分の汚れを歯ブラシで上手くかき出すにはそれなりの技術が必要です。
私は長年この部分の汚れを歯ブラシで取るのに苦労してきました。色々と自分で研究し、歯医者のブラッシング指導も受けましたが、結局上達しませんでした。磨きすぎることで歯茎を傷つけ知覚過敏に近い状態になったこともあります。
結局、私はこの部分はつまようじで汚れを取り除いています。一番ピンポイントで汚れをかき出せるからです。ただし、歯茎を傷つけないよう、細心の注意を払っています。
舌の表面
ハミガキにおいてあまり磨かれることのない舌の表面ですが、こちらも汚れがたまりやすい場所と言えます。口の中を丹念にゆすいでも取れない汚れが付着しています。
皆さん、コーヒーを飲んだ後って、口の中臭くなりますよね。私の経験上、それはコーヒーの匂いが舌の表面と口蓋(口の中の上部分)に残っていることで発生します。
試しにコーヒーを飲んだ後に、水でよくよくうがいをしてから、口の中の淡(舌の上やのどの方にあるねばねばした液体)を流し台にでも吐いてみて下さい。きっと、コーヒーの黒い色に染まった淡が吐かれるかと思います。うがいをよくしても洗い流せないのです。
よって舌の表面もしっかりと掃除をする必要があります。専用の道具を使った方が良いです。私が愛用しているのは下記のものです。
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舌は味を感知するためのデリケートな器官のため、歯ブラシでこするのは刺激が強すぎるのです。よって、専用の舌クリーナーを使用した方がよいです。また、私は舌を傷つけないように、毎日ではなく3日に1回か、セックスをする日だけに使用しています。
これを使って舌を綺麗にすると、舌の汚れが口臭に繋がっていたことを実感できます。特にコーヒーとたばこが好きな人は、その組み合わせは口臭にとって最悪のなのですが、舌クリーナーで舌の表面と口蓋(口の中の上部分)を綺麗にすることにより、驚く程それらの匂いを取ることができます。
口蓋(口の中の上部分)
見落としやすいところではありますが口蓋(口の中の上部分)も口臭を抑える上で重要です。匂いの溜まり方や磨き方は舌の表面と同様です。奥歯の周りや、喉に近い個所を綺麗にするのがポイントです。舌クリーナーで舌とともに磨きましょう。
まとめ
ハミガキは毎日行うものです。①~③は当然ながら毎日行った方が良いものですが、④⑤については毎日でなくても良いです。セックスの前には④⑤を丁寧に行いましょう。
また、外食してそのままホテルへ、などというケースの場合、当然舌クリーナーなどのグッズを持っていないわけですが、そのような場合はシャワーを浴びている際に、口の中をシャワーで流しつつ指でごしごしと舌の表面と口蓋(口の中の上部分)を磨きましょう。口臭をかなり抑えることができます。爪先でひっかかないように気をつけて下さい。
歯と歯の間はホテル備え付けの歯ブラシを使って、毛先が歯の間に入るように縦に磨けばよいです。毎日、歯と歯の間を掃除していれば、それ程酷い汚れはたまっていないのでこれで十分でしょう。
良いセックスを行う上で、口臭は思った以上に大切です。良い雰囲気を作り上げて、いざセックスという場面で行ったキスがレモン味ではなく×××味であった時、パートナーの絶望感は筆舌しがたいものがあります。
インターネットで検索すると、パートナーの口臭が酷すぎてセックスをする気にならないという悩み相談がかなり出てきます。自分の口臭を気にしたことがないという人はこれを機会に見直してみて下さい。少しでもどなたかの参考になれば幸いです。