夫です。
今回のテーマはパートナーとセックスについて話をするか?ということです。日本人はシャイな民族ですので、性的な話をオープンにすることをあまり好みません。特にパートナーである女性が性的な話をすることを好まない男性は多いのではないかと思います。
セックスにかかわらず、黙っていては相手の気持ちがわからないことがほとんどです。長く付き合っていくパートナー程、お互いを理解する必要があります。
私個人としてはパートナーとセックスの話をどんどんした方が良いと思っています。「ここをこういう風に触って欲しい」とか「自分にはこのような性的嗜好がある」とか、パートナーに伝えるのは卒倒しそうな程恥ずかしいのですが、黙っていてはわかりません。
できる限り相手の望むようにセックスをしたいし、自分の望むようなセックスをしたい。そのためには恥ずかしさをこらえてセックスについて話し合いたいと思っています。
もくじ
あなたのパートナーは本当にイッていますか?
女性の方は、パートナーの男性がイッたかどうかは射精したかどうかで確認できますね。それに対し、パートナーの女性がイッたかどうかを男性が確認するには、基本的に女性側の自己申告に頼るしかありません。
男性の皆さま、あなたのパートナーはセックスでイッていますでしょうか?
私にはこれまでの人生でセックスについて詳細に話したことのある友人・知人男性が10名程いますが、その中でパートナーの女性がイッていることを確信している人は一人もいませんでした。
「セックスの最中に相手がイクと言ったからイッいるんじゃないかなと思う」という人が2人いましたが、その2人とも相手とセックスについて全然話さないので実際の所はわからないということです。
他の方はセックスの最中に相手がイクともイカないとも言わないのでわからないということなのですが、1人だけはイッていないことを確信していました。
イッていないことを確信していた彼は、セックスは男性のためにあるという考え方の持ち主で、セックスの一連の流れが全て終わるのに20分程度と話していました。前戯も挿入もすぐに終わるので、相手は絶対イッていないと確信していたというわけです。
全員に共通していたのは、パートナーの女性とセックスについて話していないということでした。セックスについて話す派の私が変人扱いされたことも何度かあります。でも話さずに相手が本当に気持ち良くなっているか確認しようがないと思うのですが、それについては気にならない男性がほとんどなのでしょうか。一度アンケートを取ってみたいですね。
イクふりをしたことのある女性は案外多い
セックスでイクふりをしている女性は案外多いものです。過去記事でも引用しましたが、妻がツイッターで行ったイクふりに関するアンケートを下記に引用します。
オーガズムについて、女性の方にのみ大真面目に!お聞きします
最近のセックスにて「イクふり」を…
16%しました(時々も含む)
14%ちゃんとイケてます
16%してません(イッてない)
54%結果が見たい
•
女性側がイッたと意思表示する(イクふりをしました or ちゃんとイケています)ケース30%のうち16%がイクふりをしました(時々を含む)という値です。
また、女子SPA!でも同様のアンケートを行っていますので下記に引用します。
では、実際はどうなのか? 22~32歳の独身OL200人にアンケートを実施した。
<中 略>
Q.エッチでイクふりをしている頻度は?
1位 したことがない 71人
2位 10回中1~3回程度 53人
3位 10回中4~6回程度 32人
4位 10回中7~9回程度 13人
5位 毎回している 31人
(平均)3.4回に1回
200人中、イクふりをしている(時々も含む)人が129人ですから、割合としては妻の行ったアンケートともおおよそ近い数字になっています。
これって凄い数字だと思いませんか?特に私が凄いと思うのは、妻のアンケートでは「最近」のことを尋ねており、女子SPA!のアンケートでは10回中で尋ねているにもかかわらず、この高い値ということです。これまでの人生でイッたふりをしたことがあるかを問うているのではないにもかかわらず、です。
イクふりをする女性にも様々な理由があるのでしょうが、パートナーの男性を喜ばせるためにイクふりをしている女性がいるのなら、それはセックスに関するコミュニケーションを増やすことで解決できると思います。
性的嗜好の多様性を理解する
性的嗜好というのは本当に人それぞれです。一口にSMといっても、SなのかMなのか、具体的なプレイとしては言葉攻めがいいのか、縄で縛られたいのか、スパンキングがいいのか、放尿プレイがいいのかなど、色々あるかと思います。
フェチシズムはどちらかというと男性に顕著な嗜好のように思いますが、女性の腋に興奮するとか、足に興奮するとか、色々です。身体の部位へのこだわりだけでなく、服装へのこだわり、レースがついている下着に興奮するとか、ビニール製のものがいいとか、多岐に渡ります。
性的嗜好が合う人からパートナーを選ぶ場合は例外として、付き合った人、結婚した人と性的嗜好が合致していた、ということは稀です。お互いにSMが好きであったとしても二人ともM嗜好であったとか、好きなプレイ内容に違いがあるとか完全にあてはまらないケースはいくらでもあります。
パートナーの性的嗜好を受け入れられるか
前述したとおり、パートナーとの性的嗜好が合致するこは稀です。よって、パートナーの性的嗜好を受け入れられるかどうかということが重要になってきます。
他人の性的嗜好については、自分にとって理解しがたいものもあるかと思います。しかし、性的嗜好は理屈ではなく本能ですので、そこにわけなどありません。共感する必要はなく「そういう嗜好があるのだな」くらいに思う他ないのです。
しかし、自分が共感できない性的嗜好に付き合ってあげるのはなかなか難しい所です。相手がとても興奮しているけれども自分は冷めているという状況になりますからね。さらに、相手の性的嗜好を生理的に受け入れられないというケースも存在するでしょう。
お互いの性的嗜好が合致しないからといってそこを放置しておくのはあまりいい状況とはいえません。セックスレスや浮気の原因になることもあるかと思います。パートナーの性的嗜好を受け入れる妥協策を見出すべきといえます。
例えばセックスの5回中、1回は男性側の性的嗜好にあわせたプレイ、1回は女性側の性的嗜好にあわせたプレイ、残り3回はノーマルプレイをするなどです。またセックスの冒頭の10分だけパートナーの性的嗜好に合わせたプレイを行って、残りはノーマルプレイをするなどでもいいでしょう。
どうしても生理的に受け入れられないプレイについては、例えば年に2,3回、誕生日などにプレゼント代わりに行うとか、頻度を減らし、かつ、パートナーのために捧げてあげても良いような日に行えば、多少受け入れる側のストレスも緩和されると思います。
他にはプレイ内容の強度を下げるというか、生理的に受け入れられない部分を受け入れられるレベルまで改変して行うなどが考えられますね。
性的嗜好を叶えることは大きな興奮をもたらし、大いなるストレス発散に貢献してくれます。受け入れの可能性を遮断せず何かしらの妥協点を見出し、お互いの歩み寄りが大切です。
パートナーとセックスについて話し合える方がよい
と私は思っています。しかし、多数の男性はそうではないのかもしれません。
私の友人の中には「パートナーとセックスの話をするのは萎える。特に『乳首を強く舐められるのが好き』とか『クリトリスをもっと触って欲しい』とかそういう話は聞きたくない。そういうことをわからないままするから興奮するんだ」と言っていました。私にはわからない感覚でした。
セックスをするからには、お互いがその恩恵を享受するべきで、それをよりよいものにするには振り返り、話し合い、改善が必要だと思うのです。いわゆるPDCAですね。
お互いがイケるようになるということは、セックスの第一歩というか中間目標というか当然目指すべきものであって、そこからさらに性的趣向、例えばSMが好きとか赤ちゃんプレイが好きとかそういう話になっていくのではないでしょうか。
しかし、パートナーと性的話をすることが萎えるという男性の気持ちも尊重しなければなりません。彼にとってはそれが性的趣向なわけですからね。でもそうであればセックスをよりよくする別の手段を考えなければならないと思うのです。