こんばんは、どちらかといえば夫よりは器用、瑞谷(妻)です
うちのブログでは、主に夫が技術的な記事を、私が内面的・女性の身体的な記事を書いてきました。それはひとえに「私(妻)よりも、夫の方が前戯や愛撫が上手である」からなのですが、今日はこの差について考えていきたいと思います。
もくじ
とにかく夫のようにはできない
以前peingでこのようなご質問を頂いたことがありました。
「ブログ記事、「前戯について ~基本的な考え方」に書いてあった、「弾力性のある肌」の感じが触ってもわかりません。何度も確かめるとわかるようになりますか? 」
(瑞谷夫より)
弾力性について、必ずわかるようになるとは断言できないのが正直な所です。触られる側の弾力性にも、触る側の指先の感覚にも個人差があるというのがその理由です。 #peing #質問箱 https://t.co/yG7cw133za— 瑞谷藻緯 (@Moi_Mizutani) July 31, 2018
これは、難しいといえば難しいと思います。
ツイートのツリーに書いた通り、私は夫ほどの段階で判別が付きません。
夫が10段階で状態がわかるとすれば、私は2段階くらいでしかわからず、またその2段階も確証がありません。
私は手汗が割とひどい
基本的に暑がりで、手がサラサラの時の方が少ない私にとって、他人の身体に上手に手を滑らせるということは、すごく困難です。なのでどちらかというと手の甲側や爪の先をよく使うことになります。
すると、お察しの通り、手の甲の方がニブく、爪には神経が通っていない為、手のひらを使う夫よりも数段鈍感な愛撫の出来上がりです。その時点で私はとっても不利……
時々汗ばんだ手のひらで、モチっと夫の太ももや腰回り、胸の横あたりを触ってみますが、やや筋肉が緊張しているかな……?????という、非常に微妙な当たり判定でなんとかしのいでいます。一応合わせて乳首も目安になります。
私は体力・筋力が無い
なんの関係が? と思われるでしょうが、パートナーに前戯を続けるというのは割と体力が必要です。20分なら20分、相手に覆い被さったりしつつも手やらなんやらを動かし続けるって、なかなかにしんどい。
なので、時にはちょっとよっかかったり、相手の体勢を起こして座ってもらったりしながら、楽に続けられる体勢を探しつつボチボチやっています。
やっぱりしんどそうにやっていると相手には伝わってしまうし、筋肉ぷるぷるしながらだと愛撫も安定しません。
実際問題、ニブくて不器用な人間はどーしたらええんや
これは、非常に難しい。難しいですが、指標はあります。
夫が度々書いていたことですが……
とにかく丁寧に、優しく
男性が女性にする時も、女性が男性にする時も、あるいは同性の時も、基本的にそういうプレイでなければ「丁寧に優しく」が大前提です。
皮膚に触れるか触れないか、触った時に皮膚が凹まない、反復運動の時には振り幅をゆっくり細かくする。まずはこれだけに注力します。
しかし確認は怠らず…
かつ、太ももや腰回り、胸周りに手のひらでそっと触れ、相手の筋肉の具合をこっそり確かめます。わからなくてもとにかく続けて確認していきましょう。そのうち「あ、力入ってるな」「プルプル感あるな」と思う日と、そう感じられない気がする日がわかるようになるかもしれません。
ちなみに「全然わからない」という人は、そもそも愛撫が上手くできていない為に「プルプル感」が発現していないという可能性もあります。
自分で自分の身体を触ってその変化を確認する練習をしていきましょう。
一定の間隔で同じ動作を繰り返す
前戯、愛撫を頑張ろうと思う人の中には「色んな事を一生懸命しないといけない」と思ってらっしゃる方もいると思います。
その一生懸命さが裏目に出て、「ちょこっとココをやって」「すぐまた違う所をちょこっとやって」ということを繰り返し、動作に連続性がなく、結果愛撫が散漫として快感を生み出せないとなってしまうことがあります。
よほどの興奮状態でなければ、そのような愛撫では快感はなかなか得辛いです。
快感とは触ったその場からすべてがやってくるというわけではありません。脳内の問題が大半を占めます。没頭させるには、違和感が少なくなるようにすること。あっちやこっちやと点々とするまとまりのない動作では、かえって相手の意識を散らせてしまいます。
それを防ぐには、一定の動作を繰り返し行うこと。1動作をどこまで含むかは難しく好みがわかれる所だと思いますが、例えば
「右乳首を2舐め」→「左乳首を2舐め」→「右乳首を2舐め」→「左乳首を2舐め」
という左右に移る動作よりも、
「右乳首を20舐め」→「左乳首を20舐め」→「右乳首を20舐め」→「左乳首を20舐め」
の方が明らかに集中できます。2回ずつ舐められては移られると、集中どころではありませんよね。
前戯時間の確保
男女とも、長ければ良いというわけではありませんが、短くても良いとは言えません(その日の興奮度合いにもよりますが)。
確かに男性の方が、性欲の湧き方は湯沸かし器的な感じの人が多く、愛撫が少なめでも大丈夫と言える傾向にはあると思います。度を超えると「不必要なじらし」にもなってしまい、それこそ長い方が良いとは言えなくなってきます。
そういう場合はさておき、少し前にtengaさんのイベントにてとあるアンケートの結果発表がされたようです。
lroha(@iroha_PR )のイベントで学んだこと。
✅やっぱり多くの女性がペニスによるナカイキができていない🙁
✅ナカイキは30分以上の前戯がないと難しいらしい😓
✅パートナーでナカイキするには「この辺をこうされるのがよかった」くらい詳しい感想会をやるべき🤔 pic.twitter.com/KVzb0v1k7c
— ラブライターミクニ (@oohrin) 2018年9月26日
「ナカイキは30分以上の前戯がないと難しい」
私は中イキするだけなら前戯無しでもできます(挿入時間が長く必要になりますが)。私自身は長ければ良いというわけではないけれども、女性でイケない人にとっては短い前戯というのは大前提としてありえません。
目安としては最低20分以上。上手くできていない、あまりノッていない女性だと40分50分必要な人もいると思います。もちろん30分やればイクという意味ではありません。
相互の意思疎通
前述のツイートを引っ張りますが……
「詳しい感想会をやるべき」
これをせずして私達はここまでこれなかったと思います。
感想会以前に、私達は日常的にセックスについてをふたりで話してきました。私達にとっては当たり前だったことを、わざわざこう書かなければならないことが驚きというか、それをせずに上手くやっていこうと思うのは逆にスゴいな!とちょっと思います。(……みんなエスパーかな??)
「察してほしい」というのは「あなただけで完璧なセックスを準備して」と言っているも同義なわけで、二人でセックスをするはずが何故「接待してもらう前提」のような話になるのかと思いますし、逆に自分がする時には「なぜ自分が上手くできていると信じて疑わないのか」と思います。
手先が不器用でも、ニブくても、「話し合う」「指摘する」「指摘を受け入れる」ということはできるはずです。それらの改善については、不器用な人はちょっと努力が必要かもわかりませんが……。