カラダ・コンプレックス

書いた人: 妻

 こんばんは、瑞谷です

 自分が若い頃・幼い頃には、色んなコンプレックスを持っていたな~と思います。
 いえ、コンプレックスと言うほど大袈裟じゃないものもあれば、文字通り身体の服の下も含めた「見た目」についてのコンプレックスがあったりと、自分なりに色々考えてはいましたね。

 これをお読みのお若い方、あるいは私くらいに年を重ねた方の中には、今も「私のココ、恥ずかしくないかな?」と考えている人がいらっしゃるかもしれません。

 今日はそんな人の、心のしこりをちょっとでも柔らかくできたらなあ、なんて思っています。

私の最初のコンプレックスは「左右の大きさが違うコト」

 小学校高学年から胸が大きくなり始めて、中学くらいの頃にはもう左右の大きさの差が顕著になっていました。

 成長過程においてそういう「左右差」が出ることは間々あり、成長に伴ってだいたいバランスが取れる事が多いそうですが(そもそも人間の身体は左右対称ではないので)、私の場合には目に見えて左右で1カップくらいの差がある状態で成長が止まりました。

 しかしそれも今の夫と付き合う頃には「割とどうでもいい案件」になっていたように思います。
 年齢を重ねて、色んなものを見聞きして、色んな人がいるということを知った結果、そういう胸もまあどうということはないんだなということと、そしてこんな私の胸を夫はその時「とてもきれい」と言ってくれたことが、大きな安心になったような気がします。

 なので37歳になった現在では、胸の大きさが左右違うこと自体忘れてしまっていた程です。このエントリを書くために色々考えていたら、そういえばと思い出したくらいに。

陥没乳首だった

 今現在もですが……

 中途半端に成長が止まってしまった? 小さい方の胸が特に顕著で、やや歪な未発達の乳首のままです。吸い出されれば出てくる程度。若い頃は「こんなおっぱいではセックスなんて恥ずかしくてできない!」と真剣に考えていました。

 でも結局「実は恥ずかしいけど陥没してて……」と申告すると、夫は特に気にする様子もなかったように記憶しています。今聞いてみたら「まったく気にならなかった」と言っていました。
 実際には夫と付き合い始めた頃には確かにチョット恥ずかしいとは思っていましたが、かといって10代の頃ほどに重要な問題とは捉えていませんでした。

 

 陥没乳首の問題点は、白い汚れが溜まりやすいことなので、定期的に自分でもじもじしてお掃除してやらないといけません。
 それ以外には出産後の授乳に多少苦労するみたいな話は見聞きしますが、心配したほど問題にはならなかったというお話も見ます。

 ちなみに誰も得しないであろう情報ですが、「おっぱいイキ」をする時には、比較すると小さい方の胸の方がイキやすいです。また陥没していることと、おっぱいイキができることとは何ら関係がありません。

アソコが変じゃないか…

 これはきっと、誰もが通る道だと思います。
 「自分の性器はフツウではないんじゃ…?」

 男の子も女の子も、二次性徴が始まると徐々に性器の形状が変化し、陰毛が生えることにとてつもない違和感を覚えたと思います。

 なんかはみ出てる女性器、袋だけが妙に大きくなっていく男性器、ビラビラ大きくない? 皮って触って良いの? こんな所にまで毛生えてる?? etcetc……
 悩み尽きない中、きっと誰もが思ったと思います。

「ワタシ・ボクのアソコってなんか気持ち悪くない……?」

 小学生だったか、中学生だったかの私もそう思っていました。
 たぶん、私はほかの人と違うのだと。胸と同じく「こんなんではセックスなどできない! 私は将来恋愛なんかできないんだ」と真剣に考えていました。その思いは随分長く引きずっていましたから、初めてのセックスでは、いえそれ以降のセックスでも「絶対に足の間を見せてはならない」(見せたら死ぬ)と思っていました。大真面目にですよ。

 今の時代はインターネットがあるので、それが許されるかどうかはさておき他人の無修正の性器を閲覧することはそう難しいことではありません。
 人の性器いろいろを見て「自分は割と平均的だな」「いろんな人がいるな」と知ることは、きっと悩みを解消できるきっかけのひとつになるでしょう。
 いえ、解消とは違うかもしれませんね、「気にならなくなる」「どうでもよくなる」感じだと思います。

陰毛が濃かった

 悩みアルアルベスト3くらいに入る、体毛の問題ですね。
 これについては、脱毛だとか剃毛、一部抜毛で簡単にクリアできます。確かに濃いと気になるとは思いますが、私は見た目としての問題よりも、「セックスの時に邪魔になる」という物理的問題を考慮した方がいいと考えます。

 クンニされる時にザリザリしちゃう、挿入時に巻き込んでしまう、入り口の邪魔な刺激になってしまう……お互いに快適にオーラルセックスや挿入感を楽しみたいものです。

 ちなみに陰毛を(ほとんど)整えないのは日本人くらいだそうで、形状や長さ等をきちんとデザインすることが当たり前の国は多数あるようです。自然のモジャモジャが清楚!と思っているのは本当、日本だけかも?

 余談ですが、無毛にすると案外快適ですよ。

その他こまごまと……

イボの多い幼少の頃だった

 足に割と大きなイボがありました。
 中学くらいにふっと見ると、なにやら増殖していて、大きなショックを受けました。
 これ以上私を悩ませるのか!とイボに対していきり立った私は、カッターナイフで唐突に切ってやろうと動いたのです。そして本当に自分で切ってしまいました。(絶対にマネしてはいけません

 足のイボはなぜかそこから増えることはありませんでした。
 そもそもカラダ本体からやや独立して生息しているイボですから、切るときもさほど痛くはなく(痛いですけれど我慢できる程度)、血もさして出ませんでした。

 良い子の皆さんは、こんなアホなことはせず皮膚科に行ってください。綺麗に消えますから。

マムシ指だった

 手の親指の片方がいわゆるマムシ指で、ツメの縦幅がとても短くずんぐりした指になっています。時々友達から「指みじかっ!」と言われていました。
 そのたび「なんでかわかんない、幼児の頃よく吸ってたんじゃない?」と返事をしていた記憶があります。

 気にはしていたものの、これ自体の重要性は低かったです。もしネイルが好きなタイプになっていたら、とても困っていたかもしれませんね。いっとき頑張って塗っていた頃がありましたが、結局飽きてやめてしまいました。

 ちなみにマムシ指の人は生涯お金に困らないとかなんとか。

カラダの悩みは尽きないけれど

 きっとカラダの数だけ悩みがあります。きっと若い人ほど悩んでしまいます。

 若い頃、若い子ほど、自分の・相手の「フツウじゃないところ」が気になったりするかもしれませんね。例えば友達から「あの子の彼氏ブサイクじゃない?」とか「なんかダサくない?」とかいう言葉にビクビクしたりとか。「とにかく見た目」が大事だったりとか。

 「そのままのその人が好き」より「フツウから逸脱していない変じゃない人が好き」というような。
 あるいは「相手の見た目の整った感を求めるクセに自分のことは棚上げだったり」とか。

 年を取ったから「気にしていない」と言えるのかもしれませんが、それでもハタチくらいの頃にはもう「こういう私もこれはこれで割とカワイイ」くらいに開き直っていたように記憶しています。

 

 でも、そう悩んでいる自分の、パートナーとなってくれた人にもきっと同じような悩みがあり、それに対して自分がどう思うかは、まさに相手を映す鏡になるとは思いませんか。

 相手のコンプレックスを受け入れられるなら、きっと自分のコンプレックスも受け入れてもらえるはずです。そうしてきっと、「そういえば昔は悩んでいたんだった」と思い出せる日が来るはずです。
 完璧な人はいません。ですが、これといって特徴的な外見がない人もいるかもしれません、そういう人ならば人の身体についてを笑っていいのでしょうか。そんなことはもちろん、ないですよね。それを笑えるだけで、人間性を疑った方がいいレベルですよね。

 体の悩みなんてものは、物理的な問題以外には悩む必要がないのです。
 悩まなくてもいいよ!大丈夫だよ!と言われた所ですぐに「大丈夫」と思えるわけではないでしょう。私もそうでした。

 でもまずは、問題点を切り分けて「物理的に問題が起こる悩みかどうか?」についてを考えてみるというのは、どうでしょうか。


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